【人材育成】ヤフーの1on1、1on1ミーティング

読書

こんにちは。元ヤフー本間浩輔さんの著書「ヤフーの1on1 部下を成長させるコミュニケーションの技法」及び本書の第二弾「1on1ミーティング「対話の質」が組織の強さを決める」を読んで実践しています。

おすすめの人

  • 部下を面談する立場の人
  • リーダー
  • 人材育成に携わる人

1冊目は、1on1についての意義、コミュニケーション技法が分かりやすく書かれてある入門書で、2冊目は1on1をより深く理解し、1on1を制度として導入を成功させた様々な業種の会社紹介と専門家との対談形式による解説からコミュニケーションの本質に迫っている印象です。

個人的には、1冊目は実用書として具体的な考え方や技法の勉強になり、2冊目は本質論として抽象的で少し難しかったです。2冊目最後にサッカー指導者である上野山伸行氏との対談があり、人材育成の考え方に感動しました。

1on1の概要

1on1とは、上司と部下との間で行う1対1の対話のことです。ヤフーでは、原則として週1回、30分。その対話は、いわゆる「業績面談」のような対話とは違い、そこでは上司は聞き手に徹し、部下の話を傾聴します。つまり1on1の30分は、「部下のための時間」ということになります。

本間 浩輔,吉澤 幸太. 1 on 1 ミーティング「対話の質」が組織の強さを決める (Japanese Edition) (Kindle の位置No.145-148). Kindle 版.

感想

はじめて部下を指導・評価すると立場になり、私の仕事のスタンスとしては、挨拶・雑談を通じて、コミュニケーションを心掛け、部下の様子、仕事の進捗状況を把握することを意識していました。

部下と1対1で面談する機会は、業務面談として年に3回ほどありましたが、形式的な近況報告で終わり、人がいないところで、改めて1対1で話をするのは、呼び出して注意するときぐらいのイメージでした。

本書を読んで、1on1の場を月に1回設けました。(本書では、週に1回となっていますが、まずは試行的にやってみました。)

日頃からコミュニケーションをとっているつもりでしたが、想像していた以上に本音が聞け、ぞれぞれが、しっかりとした自分なりの考えを持っていることが分かり、また、この1on1の場で色々な意見を進言してくれました。

要するに、一人ひとりに真剣に向き合うことが大切だということでした。

私の課題として、相手に考えさせること、自分の意見を言わないことの傾聴の難しさを感じました。

この1on1を通じて、部下の成長はもとより、私自身が仕事を進めるうえで、新たな発見、部下との信頼関係は築けたと自負しています。

そうこうしているうちに、職場で離職や不祥事防止の対策として、部下に対して月1回の面談をするようにと指示がありました。この面談で求められるいることは、ズバリ本書で書かれている内容でありました。同僚や上司からは、「時間がない」、「必要がない」、「やり方がわからない」と戸惑いの声があがっていましたが、今後、1on1が一般的になると確信しました。

職場のみならず家族など、身近な人間関係において、1on1の貴重な時間を設け、お互いに成長したいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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