以前、佐藤ママこと、佐藤亮子さんの著書2冊を読み、特に3歳までの幼児を対象に絵本を大量に読み聞かせなど参考になることが多くありました。
本書では、育児にかかる声かけについて、「9つ」と「つ」のつく歳の子供が少年少女になる9歳までを対象に書かれています。
最近、子供との会話ができ始めて、楽しさが広がっているところ、声かけについて学ぼうと思いました。
共感したところ、即実践すること
子供が散らかしても親が片づけをする
片づけに関しては、躾の観点からも自身でさせるものだと思い込んでいました。根気が必要で、片づけを待ったり促したりして、忍耐が必要なものでした。
本書では、子どもに片づけなんか考えずに、楽しく遊んでほしい、余韻を味わってほしい、と親が片付けを行っているとのことです。
子どもの世話を焼きすぎて、大人になって片付けができないことはないとのことです。それよりも、やりたいこと、興味あることに
全力コミットしてほしいので、親が片付けするのはありかなと思いました。
しかし妻に、このことを話しいたら全否定されました。
一方で、私が片付け、掃除をしていると子どもも遊びの一環として、私に負けじと片付け、掃除を手伝ってくれました。
「片づけをしなさい!」という必要もなく、興味があることに没頭しつつも、片づけしている親の姿を見ているのだと感じました。
小学校時の成績を良くして、自己肯定感を高く
自己肯定感が高い子供は、小学生の成績良く、その後の受験や困難に直面した時の実力を発揮するそうです。
流企業の入社試験で「大学の成績はいらない。小学校の成績を参考にする。」と基礎学力があれば、その後いくらでも伸びることができるとのことです。
私としては小学校の成績に関わらず、その気になれば努力次第で何とかなる!の精神でしたが、
こう思えるのも、私自身を親が自己肯定感が高くなる育て方をしてくれたからだと改めて思いました。
小学校の勉強内容はまだ難しくないので、親がサポートすれば、習熟することができるので自己肯定感に繋がる。
誘導尋問的な質問はしない。
ついつい美味しいね、楽しいね、と意見を押し付けをしていたと思います。
どうだったと聞いて、必死で伝えようとしているのをしっかり聞きたいと思います。
声かけ
・ダメ!と強く言うんではなく、ダメダメダメと明るく注意。
・ちょっと待って禁句、親の準備不足、子どもの興味に備える。
・「せっかく〇〇してあげたのに」は子供に気を使わしてしまい、正直に言えなくなる。子供に親の見返りは求めない
感想
声かけについては、基本的には大人のコミュニケーションと同じだと思いました。
しかし、当たり前のことですが、親子ではコミュニケーションに留まらず、親の声のかけ方一つひとつが、子の人格形成に直接的に大きく影響するものなので、真摯に向き合い、深く理解する必要があります。
子どもは一番身近でありつつも、弱い立場であることから、ついつい余裕のないときなどに、自分本位な声かけをしてしまうことがありました。
『育児は育自』、声かけを前もって準備をすることで、円滑な親子関係、育児を行い、
『親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない』と言う諺のように、言葉一つひとつを丁寧に選びたいと思います。
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